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取った嫁さん / 投稿者:後輩君

付き合いだした頃は、まだ男がいて、はっきり言って俺が現れなければ、嫁はその男と結婚していたはずだった。 両親にも紹介が終わり、結納こそしていなかったものの、ふたりは大まかな式の日取りまで決めていたのだから、もはや、公認の仲だったわけだ。

ところが、高校の後輩だった俺と、ちょっとしたことで身体の関係を持ってしまい、嫁の気持ちは大きく俺に傾いてしまった。 気持ち云々と言うよりも、俺とのセックスにはまってしまい、そこから抜け出せなくなったというのが、正直なところだろう。 嫁の男は、優しい紳士ではあったようだが、いかんせんセックスが弱くて、ナニも小さかった。

体位も正常位ばかりで、騎乗位なんて一度もしたことがなかったというのだから、どんなセックスをしていたのかは、容易に想像がつく。 しかし、嫁はその男が初めてだったから、そのことに不満を覚えたこともなかったし、むしろ、それが当たり前とさえ思い込んでいた。

ところが、俺と初めて身体の関係を持ったその日から、気絶するまでやられまくって、いっぺんに目覚めてしまったわけだ。 俺は、極度の遅漏でナニも人並みよりはでかいから、女を嫌と言うほど満足させるだけの自信はあった。 おまけに変態嗜好が強くて、最初の晩から後ろ手に縛って、嫁を散々虐めて悶え泣かせたりもした。

嫁は、自分でも気付いていなかったが、性欲は旺盛な方で、好奇心も強いタイプだった。だから、俺のやることなすことが新鮮で、おまけに気持ちまで良かったもんだから、すっかり俺から離れられなくなって、身も心も尽くしてくれるようになるのに、そんなに時間はかからなかった。

しかし、嫁の元男にしてみれば、突然訳のわからない男が現れて、結婚まで約束した女を寝取られたんだから、面白くないし、納得できるわけもない。

嫁がすっかり心変わりしてしまっても、しつこく言い寄ってきて、終いにはストーカーまがいのことまで始めるようになってしまい、放っておくこともできなくなって、3人は嫁のアパートに集まり、話し合いをすることになった。

中学の数学教師だというその男は、小太り気味で顔も冴えなく、はっきり言って野暮ったい野郎だった。 可愛らしい顔をした嫁だったのに、大人しくて世間知らずのあまりに、こんな野郎に処女を捧げてしまったのかと思うと、無性に悔しくて、腹が立って、これが終わったらすぐに嫁を素っ裸にしてとっちめてやろう、なんて考えたりもしたものだ。

どんなことを話し合ったかは、もうたいして覚えてもないが、とにかくその野郎がクソにもならないくだらないことを、ネチネチと言い続けて、話は平行線を辿ったまま、いっこうに埒があかなかったのを覚えている。

3人はこたつ座って、俺を真ん中に挟み、嫁と元男が向かい合っていた。もう、気持ちがねえんだから、いい加減あきらめろ、と諭すように言ってみたものの、お前が彼女を騙してるだけだ、なんて訳のわからないことを言い続けて、終いには顔色を変えて、目を血走らせる始末。

こりゃあ、あかんわ、と仕方がないから、お前のチンポじゃ満足できないんだとよ、と正直に教えてやったら、その時だけ、返す言葉を失ったように、ぐっ、と息を飲んで大人しくなった。

本人も、ナニの小ささは自覚してたらしい。 んじゃ、とどめさしてやっか、と隣にいた嫁を強引に引き寄せて、胸元に手を突っ込んだ。嫁は、小さく抗ったが、その頃には、すっかり俺に仕込まれて逆らえない身体になっていたから、やりたい放題。

嫁は俺の愛撫に慣れていたし、食い入るように野郎が見つめていたことで、妙な気持ちにもなったらしい。乳首を捻ったりすると、すぐに声を出して、身悶え始めた。自分でナニを掴みだして、舐めろ、と命じたら、頬を真っ赤にして泣きそうな顔をしながらも、素直に銜えて、一度銜えてしまえば、欲しくなってしまうのか、それは熱心に口を使っていた。

股に顔を埋める嫁の頭を手で押さえながら、どうよ?わかったか?と訊いてみたが、野郎は、いいや、まだだ、とあきらめようとしない。血走った両目には、うっすらと涙も滲んでいた。

しょうがねえ奴、とか思いながら、嫁を裸にして、膝の上に乗せた。もう、あきらめの気持ちがすっかり強くなっていたのか、嫁は素直に従うと、俺のを握りながら自分の中に収めていった。

奥まで入ってしまえば、隣近所を気にして必死に声は殺していたものの、野郎の目なんか忘れて乱れまくり。俺も野郎の目なんか気にもしてなかったから、裸になってしまうと、そこからは、いつものセックスを始めた。

上にしたり、ケツから責めたり、挙げ句に野郎の目の前で、ひざの裏に手を入れ、足を開かせながら、見せつけるように突っ込んだり。生でやってたから、もうどうでもいいや、なんて最後は、中出しまでしてしまった。身体を震わせながら、俺にしがみつく嫁の姿を見てようやくあきらめたのか、野郎は無言で立ち上がると、静かに部屋を出て行った。 それから、いっさい嫁の前には姿を現さなかったそうだ。

もう、5年以上も前の話だが、今思えば、申し訳ないことしたなぁ、なんて、ちょっとだけ反省したりする。あれは、おそらくインポになったよな。

目の前で、自分の恋人だった女が、ズコズコやられてるんだもん。俺は、中学の時、自分の彼女が、先輩とやってるのを見せつけられて、しばらくインポになったぞ。

同じ事を野郎にもしてしまって、彼女を奪われた時の自分の気持ちを考えたりすると、申し訳なかったなぁ、なんて、思ったりもするわけだ。

俺には、寝取られって感覚はよくわからんのさ。自分の女が目の前でやられて、興奮する男の心理ってのが理解できないんだ。ただ、今思えば、俺は寝取られたこともあって、寝取ったこともある、貴重な体験をしてきたなあって、ほんとに思う。

そして、人様の一生を左右するようなことをしたよな、って実感する。嫁さんとは、今でも仲いいよ。ただ、野郎の呪いなのか、なんぼ中出ししても子供が出来ないんだわ。この呪いを解くには、どうすりゃいいんだろうね?

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